ホリカン

私が実母の話を描く理由

実母の話シリーズ

はじめから読む

 

まだお話は完結していないのですが、先日、《なぜ嫌だった事を直接実母に言わず、わざわざブログで書くのですか。》といった内容のメッセージをいただきました。なぜ、私が実母の話を描いているのか。

 

実母を、俗に言う『ディスって』仕返ししたいとか、今までの恨みを晴らしたいとか、そういった意図は一切ありません。ではなぜ、描くのか。それは、

私と同じように辛い経験をした方が沢山いるからです。

いただくコメントを見ていても、同じように幼少期から辛い思いをし、今も苦しんでいる方が沢山います。そんな方々と思いを共有したい。そして私がどのように克服したのかもお伝えできたら…と思っています。

また、逆に、《全くの無意識》で、普段から愚痴を言ってしまっている方への気付きのきっかけになれば…。という思いもあります。人間ですから、愚痴を言うときももちろんあります。しかし、全くの無意識で、悪気のないまま日常的に愚痴を言ってしまっている場合。なかなか自分では気がつかないんです。

もう少し先の話で描く予定ですが、私自身、あれだけイヤでイヤでたまらなかったあの母と同じように、全くの無意識で周囲に愚痴を垂れ流してしまっている時期がありました。(夫と出会う前の話です。)あれだけ自分が愚痴でイヤな思いをしたにも関わらず、です。そのことに気づかされたとき本当にゾッとしました。母と同じ事をしている。しかも、そのことに気がついていなかったなんて…。母親の呪縛というのは本当に怖いものです。なかなか切り離すことができないんです。

私は、夫と出会ってそのことに気付かされ、少しずつ変わることができました。ずいぶん長い時間がかかりました。私が夫と出会って気付けたように、私のブログを読んでくださることでなんらかのきっかけになれば。

何を偉そうに…。って感じなのですが、私がブログに実母との話を描く理由はそういうことです。それ以外の理由はありません。また、嫌だった思いを直接言ったらどうか。とのご指摘に関してですが、

直接言いました。

ええ、言いましたとも。一世一代の、渾身の告白でした。これもゆくゆく話に出てくる予定なので見ていただけますと幸いです。長々と文章ばかり書いてしまいましたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございましたm(_ _)m

実母の話・9

POSTED COMMENT

  1. なみなみ より:

    はじめまして!
    いつも楽しく、たまに考えさせられたり、ハッとしたりしながら読ませて貰ってます。
    私はずっと実母の愚痴聞き役、八つ当たられ役で色々と苦労が絶えなかったです。
    そして、今回の記事を読んで、私も愚痴を垂れ流していたことに気がつきました。
    本当にハッとしました。
    この記事のお陰です。
    ありがとうございました!

    • ホリカン&でっかいおっさん より:

      おっさんです。  気づきが何かあれば、ホリカンも喜びます( ゚Д゚) ありがとうございます。

  2. だてちゃん より:

    ほりかんさん。優しさがにじみ出てる文章で愛が溢れた方なのでとても愛溢れるご家庭でお育ちになった方なんだろうなっと想像してました。悲しみを乗り越えた優しさなのですね。自分を振り返るよい気づきになっています。ありがとうございます。

  3. sasamocha より:

    読んでて、お母様をただただディスろうなんて意図は感じなかったです。
    自分の記憶を整理して、今だからこそ振り返ることができる、乗り越えられること。って、ありますよねぇ。
    しかも、それを通じて、同じような経験をしている誰かのために、って。
    すてきだと思います!

    ホリカンさんに元気をもらってる人は私も含め、たくさんいると思います!

  4. たたみ より:

    実母シリーズ、楽しみに?読ませてもらっています❗というのも、私自身も母子関係が上手くいっていないからです。
    ホリカンさんと同じように、父やその兄弟、職場の方々の愚痴。加えて私たち子供の交遊関係や、担任を揶揄したり、、、人の話は聞かないし、知ったかぶり、上から目線。まれに非難されることがあれば異常なまでの被害妄想(^^;
    死にたいと言ってみたり、実際睡眠薬を過剰に飲んで自殺未遂のようなことをする時期もありました。
    離れたくて高校卒業後は実家を出ました。長期休暇しか顔を合わせない学生時代を経て、社会人となってから何度か歩みより修復を試みたものの…何度も裏切られ(本人は無自覚だろうと思います)距離を置きました。ですが子どもを授かった際に再度関係修復に期待を寄せ…やはりダメで。第2子の妊娠出産は伝えていません。そして、私自身も愚痴も多いし、人の話を聞いていてもつい自分の話をしてしまうことが。同じ事をしてしまっているですよね…。娘には同じ想いをさせたくないと思っているのに、やはり自分の言動に母の面影を感じてしまいます。娘は大丈夫だろうか…。本当にこのモヤモヤをクリアにして、娘には親の顔色を伺うようなことはせず、伸び伸び穏やかに育ってほしいのです。心に傷をつくっているのではないかと、不安です。
    すみません、ながながと自分の話をしてしまって(>_<)

    ホリカンさんのお話、続きも楽しみにしています。

  5. さく より:

    ホリカンさん、初めまして‼︎ こんにちは。
    ホリカンさんお元気ですか?

    お子様方の子育てと大変な量の家事をこなしながら貴重なお時間を割いて、素敵なイラストを描き素晴らしい文章を書いてくださって本当にありがとうございます‼︎‼︎
    ホリカンさんは本当に素晴らしいお母さんです‼︎お子様方も個性豊かで皆んな優しくて健気でかわいいですね‼︎
    (でっかいおっさんも優しくてユーモアのセンスピカイチな素晴らしいお父さんですね。)

    私は一昨年からホリカンさんのブログを拝読しているのですが、ホリカンさんのブログに何度も何度も救われています。
    毎日、ホリカンさんのブログを読むのが楽しみで生きる糧になりつつあります(爆笑)

    お母様のこと、本当に大変でしたね。ホリカンさんずっと辛い思いをしまい込んでいたのですね。こちらに今までの出来事を書くのもきっと勇気のいることだったと思います。

    お母様は何気なく息を吐くように愚痴を言っていたおつもりなのでしょうが、その愚痴を聞かされていたホリカンさんは本当に苦しくて息が出来なくなるくらい辛かったですよね。家族ともなると毎日顔を合わせるし、もはやそれが目の前の現実だと思わざるを得ない状況でしょうし。

    お母様は娘のホリカンさんの優しさにつけこむというかホリカンさんに甘えきって依存に近い気持ちを持っているのではないかと感じました。

    子供にとって母親という存在はたとえどんな出来事があっても、どんなことをされても特別で大切な存在であるゆえに母親の影響は計り知れないものがあると思います。

    ホリカンさん、本当に良く頑張ってますね。 ご自身の経験から連鎖を断ち切るようにお子様方の子育てに日々向き合っていらっしゃるのがわかります。

    口下手なので月並みな言葉しか言えませんが、ホリカンさんたまにはこうして辛い気持ちや闇に葬りたいような思いを吐き出してくださいね。

    お母様が生きていらっしゃるうちにホリカンさんの感じていた気持ちに気付いて、今後は親子としての距離を少しずつ近づけていけたらよいですね。

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