実母の話

実母の話・11

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今までの話。

はじめから読む

 

専門学校に通いながら

バイトをしはじめたことで

初めて『外の世界』と

つながるようになり、

 

そこで少しずつ、色んな事に

気がつき始めました。

 

それから2年の歳月が流れ、

二十歳になった私は

仕事終わりにお酒を飲むようになりました。

 

この日、私はいつも以上に

お酒を飲み、

遅い時間に帰宅しました。

 

 

 

今まで

積もり積もったものが、

この時初めて

一気に溢れ出ました。

 

 

『酔った勢いで…』

 

というより、

 

『お酒の力を借りて、

ようやく吐き出すことが出来た。』

 

という感じです。

 

《ずっと言いたかった。

けど言うのが怖かった。》

 

母は、

私を傷つけようと

していたのではなく、

『ただ話を聞いて欲しかった』

だけ。

 

私の役目はそんな母の

『話を聞く』という、

 

ただそれだけのこと。

 

言葉にしてしまうと、

本当に

ただそれだけの事なんです。

 

でも、ただそれだけの事なのに、

 

私はもう

限界でした。

 

続きます。

実母の話・12

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